ウォーターサーバーで後悔したこと・やめた理由を紹介!【40代女性の独自意見】

ウォーターサーバーの利用を検討している人の中には、「ウォーターサーバーを使って後悔することはないのかな?」と疑問に思うことがあるかもしれません。

ウォーターサーバーをレンタルすると、数年間のレンタル費用や水代を支払うことになります。途中で解約することもできますが、メーカーによっては解約金が数万円かかるため後悔する可能性が高いです。

そのため、ウォーターサーバーを契約する前に、すでに利用している方の意見を集めておくのがおすすめ。

この記事では、ウォーターサーバーを後悔したこと・やめた理由などを、利用者の意見をもとにご紹介します!これからウォーターサーバーのレンタルを検討している方は、ぜひ参考にしてくださいね。

目次

【40代女性の独自意見】ウォーターサーバーで後悔したこと・やめた理由を紹介

ウォーターサーバーを契約したことを後悔する人は一定数います。やめた理由は「水ボトルの交換が難しい」「音がうるさい」などさまざまですが、他の人がなぜやめたかを知っておくとウォーターサーバーを選ぶ際の参考になるでしょう。

ここでは例として、40代女性のウォーターサーバーに関する独自意見をご紹介します。

10L以上ある水のボトルを交換するのが難しい・危険がある

ウォーターサーバーの契約を後悔した人や辞めた人の多くが、ボトル交換の大変さを理由に挙げています。

ボトル交換型ウォーターサーバーの水ボトルは10L以上のものが多く、加えて水ボトルの設置位置がサーバー上部にあるものが少なくありません。

こうした設計のウォーターサーバーの場合、特に女性やお子さん、お年寄りなどにとってボトル交換は非常に困難で、ボトルを落下させてしまったり身体を痛めてしまったりとさまざまなリスクがあります。

ボトル交換で大変な思いをしないためには、ボトルの容量とボトル設置位置を事前に確認しておくのがおすすめ。ウォーターサーバーによっては、ボトル容量が少ないものやボトルの設置位置がサーバー下部にあるものなど、ボトル交換を容易にできるものもあります。

また、そもそもボトル交換が面倒だという人は、ボトルの交換がなく水道から直接給水できる水道直結型ウォーターサーバーを検討してみてはいかがでしょうか。

ボトルは定期配送のため水の消費量が少ないとボトルが溜まってしまう

ウォーターサーバーの水ボトルは基本的に毎月一定数が配送される定期購入型なので、水の消費量が少ないとボトルが溜まってしまうこともあるでしょう。

注文スキップをしても別途料金がかかることもあり、自宅に水ボトルが溜まる一方という家庭も少なくありません。ボトルが溜まってしまうと、保管しておくためのスペースが必要となるデメリットもあります。

そのため、水の消費量が少ない家庭では、注文ノルマがないウォーターサーバーやいつでも無料で注文スキップできるウォーターサーバーを選ぶのがおすすめです。

赤ちゃんのミルクとして使っていたけれど赤ちゃんが大きくなって使わなくなった

温水機能がついたウォーターサーバーは、赤ちゃんのミルクを作るのに最適です。WHO(世界保健機関)及びFAO(国連食糧農業機関)の「乳児用調整粉乳の安全な調乳、保存及び取り扱いに関するガイドライン」によると、粉ミルクに使うお湯は70度以上に保つことが記されています。

温水機能がついたウォーターサーバーなら70度以上のお湯をすぐに使えるため、赤ちゃんのミルクを作る際に便利です。なお、ミルクを作るためにウォーターサーバーを使っていた場合、赤ちゃんが大きくなって使わなくなったため、ウォーターサーバーを解約した人もいます。

ライフスタイルの変化に合わせて、他の機能が充実したウォーターサーバーに切り替えるのもおすすめです。

ウォーターサーバーの音がうるさく生活で気になってしまう

ウォーターサーバーは機械が振動するような音や温度調節器の「カチカチ」という音、ボトルがへこむ「ボコッ」という音などがすることがあります。

環境省の「騒音に係る環境基準について」によると、人の健康の保護に資する上で維持されることが望ましい基準として、地域に関わらず昼間(午前6時〜午後10時)は60dB以下、夜間は50dB以下と指定されています。

ウォーターサーバの作動音は35〜60dBほどと生活する上でギリギリ基準を満たしている値で、音に敏感な人にとって気になる音になりうるのです。寝室にウォーターサーバーを置いている場合、睡眠に影響が出る可能性もあるでしょう。

ウォーターサーバーの音が気になる場合、設置する場所を考慮するか、静音設計になっているウォーターサーバーに変更するのがおすすめです。

レンタル代や電気代のランニングコストが大きな出費になっている

ウォーターサーバーのレンタル代や電気代が高額であるために、契約を後悔した人もいます。

ウォーターサーバーを使うと、以下のようなコストが発生します。

浄水型宅配型
初期費用分岐水栓の工事費用
水代水道代のみボトル代
水の配送料無料〜1,000円程度
レンタル代無料〜2,000円程度
電気代500円〜1,500円程度

ウォーターサーバーの種類にもよりますが、上記のような導入費用やランニングコストが発生します。

特に水の消費量が多い家庭で、宅配型ウォーターサーバーを使う場合は注意が必要。

水ボトルは水道代よりも高額なので、毎月の水代が高くなりやすいです。

そのため、水の消費量が多いなら浄水型のウォーターサーバーがおすすめ。

浄水型のウォーターサーバーなら、導入さえしてしまえば水代は水道代しかかからないので、ランニングコストが大幅に抑えられます。

また、機能が充実しているウォーターサーバーは、その分電気代がかかる可能性もあります。

ウォーターサーバーによって電気代や水代・初期費用は異なるので、事前に確認しておきましょう。

ウォーターサーバーの水が美味しくない

ウォーターサーバーの水が美味しくないために、契約を後悔した人もいます。

宅配型のウォーターサーバーは水ボトルが配送されるので、味が評判です。

ただし、浄水型のウォーターサーバーは、水道水を浄水したものが給水されるため、美味しくないと感じる人がいます。

水道水は水道法第4条の規定に基づき、51の水質基準に適合する必要があります。

つまり、検査項目が多いので、消毒が必要になるということです。浄水型ウォーターサーバーで水道水を浄水したとしても、水道水の残留塩素やカルキ臭を完全に取り除くことはできません。

したがって、味やにおいに敏感な人は、浄水型のウォーターサーバーの水が美味しくないと感じるでしょう。

ウォーターサーバーで確実においしい水を楽しみたい人は、ボトリングされた水を飲める宅配型ウォーターサーバーを選ぶのがおすすめです。

ウォーターサーバーを利用していて後悔がなかった人の独自意見

ここまでで、ウォーターサーバーの利用を後悔した人の声をまとめてきました。一方、ウォーターサーバーを利用してよかった人・後悔がなかった人の意見もあります。ネガティブな意見だけでなく、実際に使ってみた人の感想にも目を通しておきましょう。

水の消費量が多いので浄水型ウォーターサーバーで安心して水を飲めた

水の消費量が多い家庭では、浄水型ウォーターサーバーで安心して水を飲めたという声があります。浄水型ウォーターサーバーは水道水を浄水して水を供給するもの。水ボトルを購入する必要がないので、水代は水道代だけで済みます。

浄水型ウォーターサーバーは、ボトル代を気にせずに使えるため、特にお子さんがいる家庭や自炊している人など、水の消費量が多い場合に最適。リビングに設置すれば家族が好きなときに水を飲めますし、キッチンに設置すれば料理をする際に便利です。

加えて、浄水型ウォーターサーバーには、補充型と水道直結型があります。給水方法によって設置方法や設置できる場所が変わるので、導入する際は問題ないか注意が必要です。特に水道直結型は導入時に工事が必要となり、設置できる場所も水道からチューブが届く範囲となるため、事前に確認しておきましょう。

補充型水道直結型
給水方法自分で貯水タンクに給水する水道から直接給水する
設置方法工事不要分岐水栓工事が必要(工事費がかかる場合もあり)
設置できる場所コンセントがあれば、どこでも設置可能キッチンの水回り近く・チューブの届く範囲

赤ちゃんのミルクを作るときや白湯を飲む時に熱湯をすぐに用意できるのが楽だった

温水機能が搭載されているウォーターサーバーは、赤ちゃんのミルクを作るときや、白湯を飲むときに便利という声があります。温水機能がついたウォーターサーバーはいつでも熱湯を使えるので、その都度お湯を沸かす必要がありません。

また、白湯を作るには、一度沸騰した水を冷ます必要があります。ぬるいお湯とは異なり、口当たりが良くなり飲みやすいのが特徴。そのため、熱湯と冷水をいつでも使えるウォーターサーバーがぴったりです。

ただし、冷水温水機能が搭載されているウォーターサーバーは、製品によってや多少異なるものの、機械音を発するため音に敏感な人は注意が必要です。特に寝室にウォーターサーバーを置く場合、熱湯を作るための機械音が睡眠の妨げになる可能性もあります。温水機能がついたウォーターサーバーを選ぶ際は、サーバーが発する音の大きさを事前に確認しておきましょう。

水ボトルが常にストックされているので災害時の備えにできる

宅配型ウォーターサーバーを利用した人には、水ボトルが常にストックされているので災害時の備えにできるという声があります。ウォーターサーバーの水ボトルは、開封前であれば長期間保存可能。そのため、災害時の備蓄水としても使えます。

総務省消防庁の「備蓄品チェックシート」によると、生活するにはひとりあたり3L/日の飲料水が必要と記されています。例えば、3日分の飲料水を備蓄する場合、家族ひとりあたり9Lの飲料水が必要。つまり、備蓄水として保管するには、1ボトルあたり10L以上あるウォーターサーバーの水ボトルが最適です。

具体的には、毎月水ボトルを注文して、余った分を備蓄水として保管していくのがおすすめ。契約して一気にボトルを増やさずに、徐々に備蓄水を貯めていけば、ウォーターサーバーの使用感や、月にどれくらい水ボトルが必要なのかもわかりやすいです。

ウォーターサーバーをショッピングモールで契約すると後悔してしまう方も多い

ウォーターサーバーをショッピングモールで契約した人の中には、後悔してしまう方も多いようです。消費者庁の「国民生活センターの注意喚起」によると「ショッピングモールで勧誘されてウォーターサーバーのレンタル契約をしたが、設置方法が分からず解約を申し出たところ、説明にはなかった高額な解約料を請求された」という相談が報告されています。

このようなトラブルにならないように、解約金や支払総額などを含めた契約内容は事前に確認するのが重要です。ウォーターサーバーを契約する際は、慎重に検討しましょう。

ウォーターサーバーの営業や電話勧誘はなぜ行われているのか?【日本の闇】

ショッピングモールや電話などで、ウォーターサーバーの勧誘を受けたことがある人も多いのではないでしょうか?ウォーターサーバーの勧誘がしつこい・強引な勧誘をされたなどという情報もネット上で話題になっています。

ウォーターサーバーの営業がしつこいのは、月の契約ノルマ・歩合制で成り立っているのが原因のひとつ。契約が増えるほど収入が増えるため、営業マンは営業活動を活発に行うというわけです。

加えて、マンションを借りた際に、「入居キャンペーン」や「新生活キャンペーン」との名目で勧誘されるケースもあります。ネットやSNS上では、不動産業者からしつこい勧誘を受けたとの声もあるほどです。これは入居時にウォーターサーバーを契約すると、不動産業者に紹介料が入るもの。この場合も無料で利用可能と宣伝しつつ、水ボトル代や解約料で高額な料金が請求される可能性もあります。

このようにショッピングモールでの営業や電話勧誘・入居時のキャンペーンなど、さまざまな勧誘方法があるため、契約をする際は注意が必要です。

ウォーターサーバーの契約はクーリングオフできる

前述の通り、国民生活センターが注意喚起を発表しているということは、悪質な営業があるのは事実。強引な勧誘を受けて契約してしまい、損をするのは避けたいですよね。ウォーターサーバーの契約は、クーリングオフできます。

クーリングオフとは、契約の申し込み・締結をしても、契約を再考できる制度。一定期間内であれば、無条件で申し込みを撤回・契約解除することが可能です。独立行政法人「国民生活センター」によると、特定商取引法では以下のように、クーリングオフできる期間が定められています。

クーリングオフできる期間販売方法
8日間訪問販売キャッチセールス、アポイントメントセールス
電話勧誘販売テレアポ
特定継続的役務提供エステティック、美容医療、語学教室、家庭教師、学習塾、パソコン教室、結婚相手紹介サービス
訪問購入業者が消費者の自宅等を訪ねて、商品の買い取りを行うもの
20日間連鎖販売取引マルチ商法、ネットワークビジネス
業務提供誘引販売取引内職商法、モニター商法等

上記のように、販売方法によってクーリングオフできる期間が異なります。ウォーターサーバーの営業で多いのは、自宅での訪問販売や電話勧誘での契約です。これらは特定商取引法の定める書面の受領日を1日目とし、8日以内ならクーリングオフできます。

強引な勧誘を受けて契約してしまった場合でも、期間内であればクーリングオフできることを覚えておきましょう。

ウォーターサーバーを契約して後悔する前に確認しておくべきポイント

ウォーターサーバーを契約して後悔する前に確認しておくべきポイントは、以下の3つです。

  • 「赤ちゃんのミルク作り」や「災害時の備蓄水」にするのような明確か
  • 毎月の飲料水の消費量が多いことやペットボトル水の購入が多いか
  • 水ボトルの交換が難しいのであれば浄水型ウォーターサーバーを選んでいるか

それぞれ詳しく解説していきます。

「赤ちゃんのミルク作り」や「災害時の備蓄水」にするといった明確な目的か

ウォーターサーバーを契約する際には、目的が明確であるかをチェックしておきましょう。例えば、赤ちゃんがいる家庭では、ミルク作りに使用する用途で、温水機能付きのウォーターサーバーを契約したり、備蓄水として使用する用途で宅配型ウォーターサーバーを契約したりするということです。

営業や電話勧誘を受けてなんとなく契約してしまうと、実際に必要な機能が搭載されていない可能性もあります。例えば、冷水・温水機能はサーバーの種類・メーカーによって温度が異なるもの。温水機能といっても、温度が低めのお湯までしか作れないかもしれません。

また、明確な理由なくウォーターサーバーを契約すると、実際はあまり使わない可能性もあります。ウォーターサーバーには初期費用は無料でも、水ボトル代が一定以上かかるものや1年以内の解約金が高額なものもあるので、注意しましょう。

毎月の飲料水の消費量が多いことやペットボトル水の購入が多いか

ウォーターサーバーを契約する前に、毎月の飲料水の消費量やペットボトル水の購入数を確認しておきましょう。家族が多い家庭や料理を頻繁にする家庭など、水の消費量が多いなら浄水型ウォーターサーバーがおすすめです。

一方、水の消費量が少ない一人暮らしの人や、水ボトルを備蓄水としても使いたい人は宅配型ウォーターサーバーがぴったりです。

ただし、天然水や採水地などにこだわりたい場合は、宅配型ウォーターサーバーを選ぶ必要があります。宅配型ウォーターサーバーは、さまざまな採水地から水を汲み上げてボトリングしたものを提供しているので、水道水をろ過する浄水型ウォーターサーバーとは異なります。

例えば、環境省選定「名水百選」に選ばれた日本全国の名水採水地の水を提供しているサービスもあるため、宅配型ウォーターサーバーなら、好みの水を選んで楽しめるのがポイントです。

このように、水の消費量やどんな水を飲みたいかによって、適切なウォーターサーバーを選びましょう。

水ボトルの交換が難しいのであれば浄水型ウォーターサーバーを選んでいるか

女性やお年寄り・お子さんがいる家庭では、重い水ボトルを交換するのが難しいですよね。そんな家庭には、水道から直接水を供給する水道直結型の浄水型ウォーターサーバーを選ぶのがおすすめです。

水道直結型サーバーは、水道水をろ過して給水するので、水ボトルの交換が必要ありません。タンク容量がなくなることもないため、サーバーのボタンひとつ押すだけでいくらでも水が飲めます。

一方、浄水型ウォーターサーバーには、補充型もあります。補充型サーバーは水道水をろ過する点では同じですが、水道水をタンクに補充する点で異なります。つまり、サーバー上部の補充位置まで、水道水を持ち上げる必要があるということです。これでは重い水ボトルを持ち上げる必要がある宅配型ウォーターサーバーと変わりません。

したがって、ボトルの交換が難しい場合、水道直結型の浄水型ウォーターサーバーを選びましょう。

まとめ

今回はウォーターサーバーで後悔・やめた理由についてご紹介しました。ウォーターサーバーは「ボトルの交換が大変」「飲みきれない」などさまざまな理由で、契約を後悔した人がいます。せっかく契約するのであれば、後悔したくないですよね。

そのため、ウォーターサーバーの契約を決める前に、必要な機能や使う目的を明確にしておくことが重要。ウォーターサーバーは機種やメーカーによって機能が異なります。浄水型か宅配型かだけでも、設置場所や費用の面で異なるため、注意が必要です。

また、ウォーターサーバーはショッピングの営業や、訪問販売などがよく行われています。営業マンに押されて契約してしまったとしても、一定期間内であればクーリングオフで契約解除することが可能。契約した直後に後悔したなら、クーリングオフする選択肢もあります。ぜひこの記事を参考に、ウォーターサーバーの契約を検討してみてください。

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